今日8月7日は、バナナの日だとか。たんなる語呂合わせでバナナの消費拡大を図るため日本バナナ輸入組合が制定したそうです。

さて、日本におけるバナナの歴史を調べてみると意外な発見。バナナを初めて食べたのはなんと織田信長。『日本史』の著者で信長との縁も深いポルトガル人宣教師・ルイス=フロイスが信長に永禄12(1569)年に献上したとのこと。
永禄12年といえば、フロイスが初めて信長と出会った年。
3月13日、フロイスは和田惟政の仲介により会見を試みますが、この時対面はかないませんでした。しかしこの時、フロイスは信長に南蛮の品々を献上。確認できるのは黒いビロードの帽子や大きな鏡・孔雀の尾ですがこの他にもいくつかあったようですがバナナが含まれていたかは不明で、信長はビロードの帽子のみ受け取り他は返したということなのでバナナを食べた形跡がありません。

同年4月上旬、再度謁見を願い出て許され建造中の二条城(二条御新造)にて信長とフロイスは初めて対面2時間ほど立ち話をしたそうですが、この時バナナを献上したという記録もありません。

数日後、信長はフロイスの布教活動を許し、そのお礼のため再びフロイスは信長のもとを訪れこの時、置時計を献上したという記録がありますます。信長は機械式の時計を動かし続けることのむずかしさを認識し、これも返したそうですが、この時バナナが献上されたかも不明。

記録上で確認できるこの年の二人の接触はこれだけのようなので(私の知る限りですが)、信長が初めてバナナを食べたというのが事実かどうかは確認できませんでした。信長が初めてバナナを食べたという記録が何に記載されているのかご存知の方ぜひ教えてください!

ちなみにバナナが正式に輸入されたのは明治36(1903)年だそうです。

そういえば今日は『立秋』なので暦の上では秋。ということでまだまだ暑いつづきますが明日からは残暑といういい方になりますね。夏真っ盛りで全然空きという感じはしませんが・・・

バナナの日といっても、特に夏が旬ということではないようですが、連日の猛暑とオリンピック観戦のため寝不足により夏バテの方も多いと思いますが、栄養価の高いバナナを食べて残暑を乗り切りましょっ!