歴史ブームもまだまだ健在のようですが、“歴女”に注目されるのは伊達政宗や真田幸村(信繁)、長宗我部元親、石田三成、直江兼続などで、いまひとつ評価の低い織田信長公。来年の大河ドラマの主人公は「坂本龍馬」ということで、書店は早くも戦国から幕末維新へと“寝返り”、書店には龍馬関連本が並んでいますね。戦国ブームもここまでか?!
しかし、やっぱり信長公!こんな状況でも負けません!!信長関係の(研究系)書籍が今月から来月にかけ立て続けに出ます。




安土信長の城と城下町―発掘調査20年の記録
 (滋賀県教育委員会編著/サンライズ出版2,310円(税込)) 【10月17日発売】
  ※アマゾンでは、まだ取り扱われていないようです。セブンアンドワイは取り扱い中です。(画像からどうぞ)
⇒ こちらはすでに発売中の発掘調査報告書。2004年に15年間の記録が出版されており内容的にかぶる部分も多いと思いますが、その後、5年間に新たに発見されたことも追加され、平成元年から20年計画で進められた発掘調査の総まとめ的な本。おそらくまだ、整理作業等がつづき、新発見もあるかもしれませんが・・・?





織田信長という歴史 『信長記』の彼方へ
 (金子拓氏著/勉誠出版:3,990円(税込)) 【10月27日発売予定】
  ※アマゾンでは10月25日現在取り扱われていません。
⇒ こちらは太田牛一が著した『信長記(信長公記)』の研究本。信長を研究されている方々の評価が高いようで、少々お高いですが、信長を研究される方は必読の一冊かもしれませんね。



明智光秀 野望!本能寺の変
 (新人物往来社:700円(税込)) 【11月9日予定】
⇒ こちらは、おそらく以前出版されたものの文庫版だと思いますが、光秀視点での本能寺の変、値段も手ごろで読みやすい(と思う)ので、研究者の方というより戦国ファンの方にオススメ?かもしれませんね。



信長の天下所司代 - 筆頭吏僚村井貞勝
 (谷口克広著/中央公論新社:819円(税込)) 【11月26日発売予定】
⇒ こちらはご存じ信長家臣研究の第一人者・谷口克広先生の新刊。今回は京都所司代・村井貞勝にスポットを当てたようですね。戦場での活躍はほとんどありませんが信長の上洛から本能寺の変に至るまで、信長政権で重要な役割を果たした貞勝の詳細が分かる一冊になっていると思われます。


管理人が把握しているのは、とりあえず以上の4冊。「安土 信長の城と城下町」はすでに注文してしまったんですが、その他の3冊も買ってしまいそうな気がします。ただ、一気に買ってしまうと、本棚に眠ったままになってしまう可能性大。読み終えるのがいつになるか心配。“信長の野望病”は治ってきましたが、“信長大好き病”は治ることがないようです・・・